自分の頭で物事を良く整理してからプログを書こうと、概ね週一というペースを守ってここまでやってきたが、どうしても我慢ならないことが一つあった為、連投させていただくこととする。この反動で来週は恐らくお休みさせて頂くことになるかもしれないが、そこはご了承願いたい。
 この政権、末期を悟ったか、とんでもない暴走始めた・・・。
 尖閣の漁船衝突事件のビデオが流出するという事件の影で、北朝鮮影響下の思想教育や反日教育が指摘される朝鮮学校に対し、教育内容を問わず高校授業料の無償化を行うという決定が為されたようである。福祉職であるが故に、恐らく一般の方よりも平等や権利という言葉に敏感に成らざるを得ないとは思うが、それでもこの判断は間違っていると断言出来る。
 基本的人権の一つとして、国民は教育を受ける権利があるからだとか、差別に該当するから朝鮮学校だけ対象外に出来ないだとか等々の理由が根底にあるらしいが、教育を受ける権利は人権及び社会権に基づく権利であって、経済的な保障までは含まれないだろう。また、差別という指摘があるというのなら、高校授業料無償化そのものを取りやめるべきという頭はなかったのか。在外の日本人学校の生徒は、それこそ居住している国から授業料等の援助等を受けていたりするのか。その辺りの整合性はどう説明するのだ。
 この政権下にあっては、日本人であるのに、何処の国の為に働いて、何処の国の為に税金を納めているのか本当に分からなくなる。日本にミサイルを向けている国に、何故ミサイルを製造するための資金を提供してやらねばならないのか。国家の主権たる日本国民の命はどうなっても良いという政治スタンスは、極左政権といえども許されるものではない。
 尖閣のビデオ流出については、いつの間にか犯人探しに論点がすり替わっており、中国に対し厳しい論調で責任を追及するようなマスコミもないし、朝鮮学校無償化について批判を展開するようなマスコミもない。この国の在り方に只々閉塞感を感じているのは、恐らく自分だけではないだろう。