沖縄県尖閣諸島沖にて中国漁船(?)と海上保安庁の巡視船が衝突した事件に関する撮影ビデオかと思われる映像がインターネット上に流出したようである。映像は全部で6本、時間にすると計44分のもので、巡視船から撮影したとみられ、中国漁船(?)が衝突した場面も含まれているらしい。
 これは「流出」ではなく、政府関係者による「リーク」だろう。国民の知る権利さえも押さえつける形で、これまで厳重に管理されてきたビデオが、あまりにも呆気なく流れ出てしまうこと自体おかしい事ではないのか。誰かが正義に基づき流出させたとしたなら、もっと早い時期に流出していたとしてもおかしくはないはず。今回の事件を意図的なものと感じているのは、恐らく自分だけではないはず。
 北方領土問題から国民の気を反らす為の政府の囮かもしれない。また、国民が望んでもいないろくでもない法案をこっそりと通す為の囮なのかもしれない。インターネットに規制をかける法案を作る為の手段として活用してのかもしれない。或は、日本国民のガス抜きの為のリークかもしれない。そう思わせる程、現政府そして与党民主党は信用するに値しないところまで落ちているだろう(元々信用していないが・・・)。
 しかし、意図的な「リーク」であろうが、本当に「流出」したものであろうが、国防に関する情報が制限なく表に出されたという事実も大いに問題である。これにより国際的な信頼を失ったのは日本も同じことである。国民の知る権利を手にでき、喜ぶべき事件なのかもしれないが、危機管理という面においては悲しむべき事件である。衝突事件が発生した際、すぐに「公開」という形でビデオを国民にみせておけばこんなことにはならなかったはず。もとはといえば、やはり現政府及び与党民主党のグダグダ対応が悪い。
一国民に此処まで国の事を考えさせる責任をとって、さっさと退陣、解散総選挙を行うべきだ。