年末に予定しているスポーツ少年団のお楽しみ会準備に忙しい。主でチームを引っ張ってきた6年生、そして、下支えしてくれた5年生に対し、1年間の成績を考慮しながら、○○賞という形で表彰してあげるのがチームの慣例となっている。その為、練習試合を含めた年間の成績を一人一人纏めていく作業を行っている最中である。
 スコアブックは基本的に記号や数字しか記載していないものである。しかし、改めて見直してみると、その時に(選手が)どのような心理状態にあったのかが見えてくる。その為、記録の集計自体は面倒くさいが何となく面白い。早いカウントから積極的に打ちにいっている時はやはり調子が良い時、初球〜二球目のストライクを見送ったりしている時は調子が徐々に落ちていく時、一打席目や最初の守備機会でその日の結果が左右されてしまう選手、走塁等に関する状況判断が良い選手・悪い選手等々、追求していけば追求していく程いろんな発見が出来る情報の宝庫であったことに今更ながら気付いた。
 このような事にもっと早く気付いていれば、もう少し良い結果を得られたかもしれないと思っても後の祭りである。そのプレーやその試合毎のポイントしか指摘せず、全体的な流れまでを考慮し、アドバイスしてやれなかった事が悔やまれる。長男なんかは、ライト方向へ引っ張る打球が出始めると、結果はヒットになったとしても次打席以降、打ち上げてしまうような傾向が強くなる。constantにヒットが出ている時期はやはりセンターから左方向へ流す打球が多い。
 この情報を本人に伝えても、やはり「今更」という感想しか持たないだろう。また、中学校という新たな環境の下での野球においては、また違った結果が生まれてくるかもしれない。等々、いろいろ思いを膨らませながら作業を行っている為、なかなか先に進まず、このまま行くと年末のお楽しみ会に間に合わないかも・・・。