昨日、6年生にとっては4年間ないし3年間の集大成とも言えるべき(市)リーグ戦が開幕した。9月末迄、市内全チームと総当たりの戦いを行い、順位を決定していくことになる。各チームとも、ほぼ仕上がりに近い状態での戦いになる為、地味な大会のようだが見応えはある。
 昨日の開幕戦・・・。
 学童県大会での敗戦をやや引き摺っているような感じがあり、開幕戦で白星を獲ることが出来るか、実は不安だった。ゲーム序盤は拙攻も多く、心配した通り主導権が握れず相手に先制される展開へ。打開することも出来ず、このままかと思っていた矢先、珍しく長男が自分から仕掛けにいった。そのプレーが見事成功、それを足掛かりに、一気に主導権を奪い、9-2(コールドゲーム)と無事に開幕戦を白星で発進することが出来た。
 昨年、我慢に我慢に我慢を重ね、ようやく優勝旗を手にすることが出来た大会だっただけに、開会式において優勝旗を返還した瞬間に長男の気持ちも再度スイッチが入ったようであった。昨日は一つ一つのプレーに本当に気持ちが入っているようだった。親バカと言われようが、昨日に限り、「こいつなら何とかしてくれるのでは、」というオーラが、ほんの少しだが打席に入る度に霞んで見えたような気がした。大会が終わる頃には、霞んだオーラではなく、はっきりとしたオーラが出ているような選手になっていて欲しいものである。
 大会が始まる度、6年生に残された時間が無くなっていくことを実感する。やはり寂しいという思いがどの子の親にもあるようで、試合を見に来る親の人数も幾分か増えたような気がする。自分に至っては、野球こそが子供の成長を確認出来る方法でもあった為、(絶対口にはしないが、)特に寂しいという思いが強いかもしれない。競争・勝負・自己表現・感謝等々。4年間でいろんな事を学んだと思う。残された3ヶ月程度の期間、これまで学んできたことや、親からのプレッシャーも全て含めて
「楽しんでいこうぜ」
というスローガンを体現してくれればと思っている。