早いもので、高円宮全日本学童野球大会県予選まで、もう残り2週間を切ってきた。1ヵ月前に行われた市予選の激闘を制した事で、チームとしての経験値が少し上がったのか、ここ最近の試合については、全体的に少し安心して見ていられる場面が多くなったような気がする。
 しかし、県予選のレベルとなれば、そうは上手くいかないだろう。とんでもなく速い球を投げるピッチャーや、とんでもなく早い打球を打ってくるバッター等は恐らくいないだろうと踏んでいるが、配球・制球・牽制全てにおいて一段上の(県予選レベルの)ピッチャーを如何にこちらの貧打線が攻略するのか。データのない相手打線を如何にシフトを敷きながら封じていくのか。不安は尽きない。
 不安が尽きず、課題は山積みのままだが、時間は決して待ってはくれない。今週土曜日には県予選の組み合わせも決定する。何処が相手だろうが、やるべき事は同じなのだが、出来るなら少しでも試合数の少ない2回戦からの枠に入らないものかと思ってしまう。
 こちらの不安を余所に、当事者である長男は普段通りの時間に寝て、普段通りの時間に起きる。素振りやランニング等も普段通りに行い、県予選を意識するような言葉は全く聞かれない。この大会で勝つ為に日頃厳しい練習してきたという事が未だ理解出来ていないのか、馬鹿なのか、意識しつつもわざと平静を保っているのか、大物なのか。6年生ともなると、昔のように心の内を喋ってくれなくなる事を今更ながらに実感している。