牛や豚に感染する家畜病・口蹄疫が宮崎県にて猛威を奮っており、殺処分の対象となる牛や豚の累計頭数がとうとう6万頭を超えたとのことである。極めて伝染力が強いらしく、ウイルス抗原が変異を起こしやすいことから、根絶は困難とされているようである。
 ゴールデンウイーク前に、ちらっと報道で見かけた後は、殆ど報道されることもなかった為、収束に向ったのかと思っていたら物凄い事態になっているよう。人には感染せず、仮に感染した肉を食べても影響はないらしいが、そのようなものを市場に出す訳にも行かず、日本の畜産農業にとって、非常事態の発令に該当するレベルの事態ではないのか。
 ここまでくれば、最早、一自治体だけで処理できる問題ではないだろう。ゴールデンウイーク前に起こった問題を今の今まで放置して、被害を拡散させてしまった現政府の責任は相当に重いと思う。畜産農業に従事している方々の苦労や現状の思いを考えただけでも怒りに近い感情が湧いてくる。この左巻き政権には危機管理という言葉が全く以てないのだろう。「いのちを守りたい」等の戯言をどの口が言ったのか・・・。
 もし仮に、九州全域に感染が拡大した場合、一体どのくらいの数の家畜が処分されることになるのだろう。畜産農業自体も深刻なダメージだが、地方経済にとってもかなり深刻な問題になるのではないか。結局、殺処分の補償を全額行うことになるらしいが、初動防疫を怠った左巻き政権の自腹が筋というものだと個人的には考えている。