昨日の午前中、時々日も差し、意外に暖かかった為、長男らは今年初の屋外練習敢行となった。暫くボールを使った練習が行えなかった割には、ボールの動きに上手く付いていけている印象がある。流石に球際のポールに関しては、感覚が鈍っておりイメージ通りの捌きは出来ないようだが、それでも昨年よりは格段に守備範囲が広くなっている。
 年が明け、4月になれば長男もいよいよ小学校の最上級学年を迎える。野球を始めた頃(2年生)は、当然ながら満足にキャッチボールも出来ない子だった。野球の事を話題にすると返ってくる言葉が、「6年の○○君、スゲー」・「6年の○○君に投げ方を教えてもらった」等、6年生のプレーや6年生の行動に対する憧れが殆どだった。それが何時しか自分のプレーに対する課題なり反省なりを口にし、それなりの行動をとるように変化していった。
 思えば、行動に対する目的・目標も変化している。毎日毎日積み重ねてきたロードワークや素振り等の自主練習の目的も、最初は練習に付いていく為→試合に出たい為→チームに迷惑を掛けない為→チームの勝利の為というように目的が変化していくのを一番間近で見て支えてきたはずだった。子供の成長は本当に早い。『気が付けば・・・』という事が本当に多くある。ノックを受ける長男の姿を見て、今更ながら、かなりの成長の過程を見逃していることに気が付いた。
 長男が今、「○○君、スゲー」と思われるような選手になっているかどうかは疑問である。しかし、慕ってくれる下級生がいることだけは確かである。自覚するのは難しいことだと思うが、4月迄には、その下級生から目標とされる選手へ、そして目標とされる6年生へなってもらいたいと願っている。

そして願わくば、長男の夢・自分の夢である全国の舞台へ・・・。