米国の反捕鯨団体シー・シェパード」の妨害船「アディ・ギル号」が、南極海で日本の調査船と衝突したとのこと。日本側調査船の乗組員のけがや、船体への重大な損傷はなく、相手方の活動家達も仲間の船に救助されて無事という。この調査捕鯨の妨害行為を受けて、日本政府は小型高速船の船籍のあるニュージーランド政府に抗議したという。友愛を掲げる政府にしては珍しくまともな対応である。
  商業捕鯨と異なり、調査捕鯨ということならば、国際捕鯨取締条約締約国の特別許可に基づき可能だとされているらしい。その捕鯨調査活動をあからさまに直接妨害してしまった以上、この集団の「反捕鯨活動」は、どのような信念があろうとも、最早「テロ行為」と同等なのではないかと素人ながらに思ってしまう。
 このような方達の卑劣な抗議行動は、ただのエゴにしか感じない。世界は地域に根付いた独特の食文化がある。某地域では犬を食べる。某地域ではカタツムリ食べる。鯨を食べるところだってあってもおかしくはない。それは、ただ単にその地域に住む自分達の食文化である。この方々は一体何を食べて生きているのかという矛盾にどうしても突き当たってしまう。
 日本政府は正々堂々と主張すべき事を主張することが一番である。加えていうなら、妨害行為の結果として、船舶ならびに船員ならびに予定の活動に対して被った損害の賠償を求めるべきだろう。それに対し、豪州政府が不当な声明を出すならば、海上自衛隊等による護衛等も検討すべきだ。
 別に鯨肉が食べたい訳ではないが・・・。