日本人として・・・。
 天皇陛下と本日来日予定である中国の習近平国家副主席(次期首席予定の方)との会見が特例的に行われる事に強い危機感と嫌悪感を覚える。与野党双方から批判が噴き出るような行為を何故に鳩山総理と小沢裏総理は強行的にねじ込んだのか。いかなる理由があろうとも、東アジアへのへつらい外交に皇室を利用しようという事があってはならない。この政権の暴走は最早危険水域に入ったと言っても過言ではないだろう。
 「国民主導」がいつしか「民主党(小沢)主導」になり、守るべきルールも民主党(小沢)のジャイアン的ご都合思想によって曲げられる。社会において決められたルールは守らなくてはならない。ルールを守れない人間が社会に一人居る事によって、周囲がどれだけ迷惑を被るか、小学生でも理解できる事を一国の総理、裏総理たるものが理解できていない。脱税しかり、恫喝違法献金しかり、この2人は恥じるべき事が多過ぎる。
 過去、そして現代において、日本が「中華思想」の勢力圏から逃れることができたのは、「中国皇帝」に対する「日本国天皇」が存在したからである。単一民族として、「天皇」の許、独特の文化や思想を形成し国家を発展させてきた。だからこそ今でも「天皇は日本(国民)の象徴」として存在する。たかだか序列6位で次期主席が確定したわけでもない人間をわざわざ拝謁させるという暴挙は、それらの歴史的経緯、歴史的経緯より形成された国家間の力関係、日本国民の在り方も全て否定する行為である。それらの事も踏まえて、敢えてねじ込んだとするなら、日本人として到底許されるものではない。
 政治がこんなに恐ろしいと思えるのは初めてだ。彼らは本当に政局でしか物事を判断しないし、動きもしない。この暴走を党内、野党、日本国民が一体となって止められないようであれば、数年後に、日本は恐らく中華人民共和国日本領となっているだろう。小沢独裁政権による支配を受けながら、日々の生活を送るなんて事は考えただけでも嫌になる。