6年生最後の公式戦にて、学童県大会王者を撃破し優勝。
 昨日、練習試合にてスポ少県大会王者を撃破。
 最後になってようやく実力が如何なく発揮できるようになってきた。6年生は6年生としての自覚を持ち、5年生は6年生のサポートに廻る。ここ最近行われた試合は、選手同士が上手くカバーし合って試合を運んでおり、本当に安定している。以前のような精神的な弱さは感じられず、チームとしてあるべき姿がそこにある。最後の最後に優勝旗を一つ獲れたのは、6年生の頑張りとチームとしての形があったからだと思っている。
 しかし、残念なことに、チームとして形を為すのが遅すぎた。6年生は9月20日の公式戦を以て、少年野球を一旦卒業する形をとる。この後、練習や練習試合への参加は可能だが、公式戦(黒部市の大会)への参加は不可となる。幸い、野球の好きな6年生(親も含めて)ばかりであるので、小学校を卒業する迄は、この後の練習にも参加し、5年生以下の練習手伝いをしてくれるという。
 今度は、5年生がチーム最上級生となる自覚を持ち、6年生が5年生以下のサポートに廻る。長男も今度からは「自分」ばかりを追求していられなくなる。チームを引っ張る「リーダー」として、周りにも声を掛ける事が出来る人間にならねばならない。
 5年生以下の練習試合を数試合、ベンチ内にて、選手と同じ目線で見てきたが、グラウンド上でもベンチ内でも、周りの選手にどう声を掛ければよいのか分からず、下を向いたり、黙り込んだりする仕草が目に付いた。長男は今、「リーダー」になるべき試練を経験しているようである。
 ここをどう乗り越えていくのか、暫く黙って見ていようと思う。