8月も中旬に差し掛かろうとしているのに、相変わらず天気の悪い日が続いているようである。そのせいもあってか、今年は左肩・左肘・左足関節等、大きな故障をした箇所に何ともいい表し難い痛みを覚える。年を重ねるとともに鈍感になっていくのかと思いきや、故障個所だけは益々敏感になっていくようである。
 しかし、野球で得た故障だけに、故障に対し後悔の念を持ったことは一度もない。むしろ一生懸命野球に取り組んだ証として、誇りに思うぐらいである。自分の子供に同じ経験(故障)を求めたりはしないが、何か一つでも(本人にとって)証になるものがあれば良いと心から願っている。それが目に見えるものなのか、心に刻まれるものなのかは問わない。
 ここ最近、長男は甲子園に強い憧れがあるようだ。夏休みで時間がいつも以上あるのをいいことに、ケーブルTVで放送されていた地方大会決勝のダイジェストをずっと視聴していたようである。「○○高校の○○のスイングが凄い」等、親以上に甲子園出場チームの特徴を知っている。それぐらいの集中力や持続力があれば、夏休みの宿題も1週間程度で終わるはずである。優先順位が全く逆である事に本人は気が付かないのは頂けない。
 だが、ここ最近の長男の頑張りは本物である。未だ小学生であるはずなのに、ストイックな程、野球に打ち込める姿勢は認めてやらねばならない。ご褒美という訳ではないが、野球の練習が休みになる日に合わせ、長男を甲子園観戦に連れて行ってやろうと考えている。もちろん、その前に宿題を終わらせることが一条件ではあるが・・・。
 一生懸命野球に取り組んだ証が親との甲子園観戦で終わるのではなく、甲子園で実際にプレーしたというものが証となるよう、これからも頑張ってほしい。