昨日、山口県防府市において、集中的な豪雨の影響により、特別養護老人ホームの裏山が崩れ、入所者3人が死亡、4人が行方不明となったそうである。被害拡大を受け、政府は首相官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置。警察庁も災害情報連絡室を設け、被害情報の収集に当たったとのこと。
 1時間の降水量が70ミリとは相当な降雨である。今朝のニュースで、被災地区の映像を見たが、ガードレール等も押し流す程の激しい土石流だったことが伺えた。ひとたびこのような土石流等が起こると、人間は無力であり、ひとたまりも無いものであると同時に、自然に生かされていることも痛感する。その都度、防災対策を行うにも関わらず、予測の出来ない部分で次の災害が起きたりする。人間の営みがある以上、自然との闘いは今後も果てしなく続いていくのだろうと思う。
 このような災害のニュースが流れる一方で、ついに衆議院解散というニュースも流れる。40日にも渡る長期の政治空白。首相官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置したものの、自衛隊、消防(レスキュー)隊、警察、国、自治体等の連携は上手く機能するのだろうか。個人的見解だが、『安心社会実現選挙』や『政権交代』等と言っている場合ではないだろう。人命を直接扱うことが彼らの仕事ではないにしても、「一票がほしい」と訴え叫ぶ前に、豪雨被災地に対し、自分達が出来ることを探そうとする政治家はいないのだろうかと。それをすると「売名」や「選挙対策」といってメディアやワイドショーの自称コメンテーター等に叩かれることになるから出来ないのか・・・。
 それにしても、今後日本はどうなってしまうのか心配でならない。国政も明らかに変で心配だが、自然災害の脅威度が明らかに増しているような気がして心配だ。本日、日本では46年ぶりの皆既日食が観測されるという。神話の世界においては、日月食は複数の神秘的な力の間の対立や争いによって起こるとされていることが多い。今日の皆既日食政権交代、天変地異等、今後の日本を暗示するものでなければ良いが。