昨日、スポ少の練習が休みであった為、長男と2人で、バッティングセンターへ行って来た。マシンから生きたボールが出てくる訳ではないが、それでもゴロ、ライナー、フライと、一応ボールの打ち分けが出来るようになっている。ボールの何処を捕らえればよいのか、又、アウトカウントやランナーを想定しながら、自分なりに考えを持って打席に入れるようになっている。
 3年生の秋、練習試合で初めて打席にたった時の事が脳裏から離れない。速球派の左ピッチャーから放ったピッチャーライナーに、親馬鹿かもしれないが可能性を感じた。それ以来、毎日素振り200回以上という課題を課してきた。長男は、特に文句を言うこともなく、ただ上手くなりたいという一心で長尺バットやマスコットバット等、毎日毎日バットを振ってきた。何となくだが、その成果が結果として表れようとしているのを最近試合を行う度に感じるようになってきた。
 本人は速いライナーで野手の間を抜いていく打球を目標としているらしい。守りがしっかりとしたチームを相手にした場合、球足の速いゴロであっても、簡単にアウトになってしまう(アウトになる確率が高い)。どうせアウトになるのなら、長打になる確率の高いライナーを狙って打ったほうが(相手へのプレッシャーにもなるだろうし)良いだろうとの理由だそうだ。自己の理論建ても一人前に出来るようになってきた事に思わず感動してしまった。理論も概ね正解に近く、このまま育てば、まさに理想的な1番バッターになるのではないかと・・・。
 いつも見ている為、あまり自分の子供の成長を感じることはないが、偶に違う場所で、違った時間を設けてみると、いつもとは違った見方や成長を改めて感じることが出来る。後は親として、素直に褒めてやるだけの作業があれぱよいといつも思うのだが、褒めると成長がそこで止まってしまうのではないかという心配が先行し、なかなか実行することが出来ないでいる。