昨日、約1週間遅れの誕生日休暇を頂いた。
 長男がスポ少に入り、野球をするようになってから、休日も祝日も殆どの日を長男とともに過ごしてきた。そのような事もあってか、休みの日を自分1人で過ごす事など(風邪で体調を崩した日を除いて)3年近くなかったような気がする。
 ダラダラと寝て過ごすのも勿体無いと思い、いつも通りの時間に起きた。起きて直ぐに車を洗い、嫁が出勤、長男が登校、次男が登園した後、家の中を掃除し、自己の用事を1つ済ませた。時刻は未だ午前10時で、自分1人の時間を満喫するには十分な時間があると考えていた。
 いつもは狭く感じるソファーに悠々と腰掛け、「お父さんのためのバッティング講座」という類の少年野球指導者向けのDVDを30分程見て過ごした。其処までは何となく良かったのだが、其処から先が問題だった。普段なら、DVDを観た後、長男を連れ、外へ出て直ぐ実践という処なのだが肝心の長男はいない。取り敢えず自分でパットを振り、試してみるが、その方法がなんとなく自分のバッティング感覚に合ったものではないことに気付き、それ以上、DVDのスイングを追及することに意味を見出せなかった。自分の感覚=長男の感覚ではないにしろ、結局のところ、長男がその場にいなければ何の意味も為さない。DVDを観たというだけで特に得る物もなく、一瞬にして全く無駄な時間を費やしたような気になった。
 結局、家に居てもする事がないと気付き、昼近くになってから、富山市内のスポーツ用品店へ出かけた。特に欲しいもの等はなかったのだが、野球用品の品数も多く、なかなかお目に掛かれないメーカーのグローブ等も置いてあった為、眺めているだけでも午後からの時間を十分満喫することが出来た。
 富山市内までの往復のガソリン代、長男が素振りを行う際に使用するバッティンググローブ代。これが安いのか高いのかは分からない。しかし、休日を楽しむ際に、多少お金が必要だということは理解した。3年の間に休日を有意義に過ごす方法が分からなくなっていようとは思いもしなかった。