昨日、民主党は新代表のもと、執行部人事を発表した。発表によると代表選を争った某氏を要の幹事長に起用する一方、前代表を選挙担当の代表代行に充て、前代表がが次期衆院選を指揮する形を事実上形成したようである。
 予定通りの出来レースで、唯の席替えに終わった感じが否めない。野球で表現すれば、ピッチャーがキャッチャーに、キャッチャーがピッチャーにという程度の交代で、配球の仕方も何も全く変化がないのと同様である。代表選より「傀儡」や「院政」等と言われていたことを堂々とやってのけるこの政党は、いまを以てしても、民意よりも政権第一と考えているようだ。また、献金問題に関する反省も全くしていないのだろう。
 一部のメディアでは、相変わらず世論調査を実施し、政党支持率が上昇したとの事を伝えているが、トップが入れ替わっただけで、こうも急激な数値の上昇には繋がらないだろう。余程、ずさんな調査の仕方か、民主有利な地盤で実施した調査だったのかと疑ってしまう。それとも、政権政党が入れ替われば、メディアの利権に繋がる何かがあるのか。
 何が何でも反権力、政権奪取の姿勢をとる政党及び一部メディアが我々の生活に閉塞感を呼び込み、日本をダメしているのではないかと最近思う。国民の生活を謳いながら、実質、国民生活の足を引っ張るこれらの産物は、この国に要らないだろう。