昨日、定額給付金の受給を当てにテレビ2台を購入した。
 定額給付金内でテレビが購入できる程、大家族ではない為、当然、幾らか追い銭が必要である。しかし、全額実費で購入することを考えれば、僅かな金額であっても、家計にとってはおおいに助かる。
 一時期、各新聞社の調査において、国民の約8割が定額給付金に反対の意向を示していると報道されていた。確かに2兆円という金額は規模の大きいものではあるが、その内の30%〜60%が実際に消費されたとした場合、最低でも6千億円程度の経済効果があると考えられていた。追い銭をして、何かを購入する家庭が多くあるとするなら、又、60%以上が実際の消費に廻ったとしたなら、かなり即効性のある経済効果が見込めるものと思われる。個人的な見解に過ぎないが、皆が云う程、悪い制度ではないと思う。
 例え、これが所謂「ばら撒き」であったとしても、「減税」という措置では捕捉仕切れない(高所得者に比べ恩恵が少ない)であろう低所得非課税者にも等しく恩恵が行き渡る。そして、中・高所得者も含め政府の意図通りに、地域で消費するならば、それが地域及び国の景気対策にも繋がる。福祉分野等へそのお金を廻せば良いとの意見やNPO団体による定額給付金基金創設の話も一部で聞かれたが、それだと恩恵は一部の方々のみのものとなってしまう。また、景気を刺激する材料には決してならないだろう。
 直接的に国民に還元されるという意味において、相応の効果が望める制度であり、あそこまで揉めるような程の事ではなかったのではないかと思う。貰った物は必ず遣う。皆がこれを徹底すればその経済効果は2兆円をかるく越えるはず。