珊瑚礁の島の管理人、報酬は半年で1000万円
 オーストラリアの何処の州だったかは定かではないが、その州の観光公社が「世界最高の仕事」と銘打って、島の管理人を募集していたらしい。仕事内容は、島内の巡回、PR活動やブログの更新、魚の餌やり、郵便物の回収等で、その報酬が、半年間で15万豪ドル(約1000万円)という額面とのこと。
 日本人の女性もその候補になっていたらしいが、結局、イギリス人の男性が島の管理人の座を手にしたらしい。世界各国の方々に島のPRを行うということを考えれば、何処の言語を使用している方が有利かという点で、日本人は不利かと思われる。
 それは置いておくとして、この企画を発案した人の発想力はすごいと思う。最終選考には様々な国籍の方が残っていた。少なくとも最終選考に残った方々がいる国では、おそらくこの島が話題になるだろう。各国のメディアが日本のメディアと同様な取り上げ方をしていたとするならば、それだけでも宣伝効果が向上し、観光客の誘致が期待できる。これだけワールドワイドな観光PRが出来たのならば、1000万円の報酬も決して高くはないだろう。
 日本も、観光庁そして天下り先になると思われる関係特例民法法人(全部で28法人)なんかをわさわざ作り、無駄な人件費等に巨額なお金を費やすよりも、如何にお金をかけずに、相手が勝手に取材に来てくれるような話題づくりをするべきなのではないかと思う。