ターミナルケアについて記載された記事を目にした。
 それによると厚生労働省が今年3月に実施した「終末期医療に関する調査」らおいて国民の6割強が、「自宅で最期まで療養するのは『実現困難』」と考えていることが明らかになったそうだ。
 「実現困難」を選択した理由について(複数回答)は、
「介護してくれる家族に負担がかかる」・・・79.5%、
「症状が急変したときの対応に不安である」・・・54.1%
「往診してくれる医師がいない」・・・31.7%、
「症状急変時すぐに入院できるか不安である」・・・31.6%、
「経済的に負担が大きい」・・・33.1%
 この調査結果を何に反映させるのかは定かではないが、ターミナルケアについての考え方はそれぞれあってよいと思う。家の畳の上で最期の時を迎えることが幸せなのか、病院のベットで最期の時を迎えることが幸せなのかその時にならないと決して分からないだろう。
 昨日、日経平均株価が一時7000円割をした。1982年10月以来、26年ぶり水準だそうだ。株価のように変動のあるものは、何かの契機を以て時に逆行する動きを見せることもあろう。ターミナルケアに関する考え方等は果たしてどうだろう・・・。
 20数年前のスタイルに帰結していくことがこの先あるのだろうか。あるとしても、それは経済的負担が大き過ぎるという理由だけだとしたら寂しいことかもしれない。