千葉県の某小学校で、6年生の男子児童が給食のパンをのどに詰まらせ、窒息死したそうだ。高齢者においては、もち・ご飯・パン等、粘りのある食べ物が窒息事故の原因となるとは聞くが、まさか小学生でこんな悲しい事故が起ころうとは・・・。
 近い年齢の子供を持つ者として、両親の気持ちを思うと胸が痛む。
 しかし・・・。
 昨日、某ニュース番組でこの事故について、さも学校に責任があるかのような偏向報道を行っていた。以前のブログにも記載したかと思うが、このような一方的な報道姿勢については甚だ疑問である。「まさか」と思われるような事故に関しては、全てが学校だけの責任ではないであろう。一般的な常識を教えるのは誰かということを考えていけば、ここまで大きな報道には至らないはずである。
 何処かの府知事や何処かの県知事の事も話題になっているが、取り敢えず正義の名の下、組織や権力者を叩いてみるというマスコミのやり方にはいい加減うんざりする。そうした風潮が、人々の「自己責任」という意識を弱め、「追及」や「責任転嫁」という病理的な意識及び病理的な社会を生み出している事にそろそろ気が付くべきである。
 一億総批評家のギスギスしたこの社会では、生きていくのに疲れてしまう。