黒部ジュニアドリームスの結団式が本日行われる。
 黒部ジュニアドリームスとは、市内の少年野球チームより選抜された6年生のチームである。黒部市の代表として、今後予定されている二つの大会にエントリーすることになる。選ばれた選手達は、ドリームチームへの参加を承諾した以上、精一杯のプレーし、最高の結果を残せるよう頑張ってほしい。
 しかし、個人として気になるのが、惜しくも選ばれなかった選手達である。数年間、同じチームで一緒にプレーしてきた仲間でありながら、一方は選ばれ、一方は落選する。競争社会の原理と言えばそれまでだが、小学生には酷ではないだろうか。これが原因で知らぬ間に上下関係が生じてしまう恐れがある。また、もしかしたら野球から離れてしまったり、自分の中で勝手に限界を作ったりしてしまう子供がいるかもしれない。そういうことが起こらないでほしいと心より願っている。
 このようなドリームチームが発足したのが3年前で、今回が4年目になるそうだ。何故、ドリームチームを作ろうかと思ったのかについては聞いていないし敢えて聞こうとも思わない。恐らく何らかの志があってのことだと思うが、それが『協会側の自己満足だろ。』と思われるようなものであってはいけない。協会側は各チームへの配慮と各チームの選手を二つに分けてしまうことの意味を深く深く考えるべきだ。
 ・概ねの人が納得できるような明確な選考基準を設けること
 ・選考前に協会が必ず各チームの練習視察を行うようにすること
 ・各チーム各監督と良好な関係を築いておくこと
 以上のことが、出来ているだけでも選手選考やその結果についての印象が全く違ってくるはずなのに・・・。