来週火曜日より待ちに待った高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会黒部市予選が行われる。子供達も重要な大会であることを理解しているらしく、練習に取り組む姿も一層真剣である。練習中に出す声も普段の数倍は出ているようだ。普段からこのように取り組んでくれればという思いはあるが、そこはやはり小学生・・・。
 今年は評判も高く全国大会を狙える位置にあるチームだと思う。チームの関係者としては、是が非でも全国へという思いはある。しかし、一軍半の息子を持つ父親としての思いも別にあり、何となく複雑な心境でこの大会を迎えているのが実際だ。
 今大会で背番号を軽くすることが出来なかった長男もかなり悔しい思いがあったようである。ただ、気持ちの切り替えが早いようで、彼は既に6年生が引退する夏から秋以降のことを見据えて今後の練習に取り組むことにしたらしい。先週辺りからはより強く正確にボールを捕らえる為、バッティングフォームを少し修正したいと言い出した。
 長男自らが考え、導き出した答えを否定する必要はなく、早速フォームの修正を開始した。毎晩素振りを行っているが、イメージと実際のフォームがまだまだ一致してこないらしく試行錯誤を繰り返している。
 今大会の主役となるのは、確かにレギュラーナンバーを付けた選手達だろう。しかし親から見れば、自分の子供はどんな時も主役である。ベンチに入って声を出しているだけでも主役である。一つ一つの行動を通し他人には分からない部分に成長を感じたり、その努力する姿に様々な思いを巡らせたりする。そして時には都合よく解釈してやるのも親の務めかと・・・。
 今は未だ蕾だが、いずれ強く逞しい花が咲くだろう。頑張れ息子よ。