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医療機能強化型介護老人保健施設
これは、療養型病床から転換した介護老人保健施設の仮称である。医療強化型については、入所者に引き続き適切な医療サービスを提供する必要があることから
① 日勤帯の時間帯における医療サービスニーズの高まり
② 夜間等日勤帯以外の時間帯の対応
③ 入所者の看取りへの対応
以上について、介護報酬の在り方を検討しようという話しがある。これを見て、やはり「ターミナルケア」かというのが、正直な感想である。終末期〜最期までの一定の期間、患者や家族の意向に基づき、安らかな最期を迎えることができるように援助しなければならない。
そのためには、
- ターミナルケアに関するガイドライン
- インフォームドコンセント
- 同意書
- ターミナルケアに関するカンファレンスの開催
- 支援計画と記録
- 多職種の協同参加
このようなものが必然と求められてくる。当院は未だ何処の方向に舵をとるのか分らない。しかし、いずれにせよターミナルケアについて本腰を入れて検討しなければならない時期がきているものと思われる。今月末に開催される院内の研修会では、ほんのさわり程度の事しか伝えられないが、職員全員が考えられるきっかけとなればと思っている。