昨晩、小学校三年生の長男が所属するスポーツ少年団の定期総会に参加した。父母の方々の熱心さには、いつも感心させられる。基本的に見習わなくてはならないと思う。しかし、選手として大学まで野球をやっていた経験上、どうしても受け入れ難い部分があり、居心地的にはあまり良くない。多勢に無勢、こちらが考え方を変えなければならないことは理解している。
 でも、やはり言っておきたい。
 何故、グラウンド整備を親が手伝っているのか?
 経験上、グラウンド整備を通して、学ぶものはたくさんあったぞ。と。
 グラウンド整備をしながら練習若しくは試合の反省をしたり、ポジションは誰にも渡さないという強い決意を促す機会であったり、足腰を鍛える場であったり、タイミングやリズム感を養う場であったり・・・。そう、グラウンドで行う行動は、全てに意味があるのだ。それを学習する機会に親が介入していく必要は全くないと考えている。
 恐らく、「してあげたい」という軽い親切心から始まったことであろうと思われるが、日本人特有の集団的心理作用のもと、いつしか「しなくてはならない」というルールにすり替わっていったのだろう。
 ひょっとすると、近い将来、自分もしっかりグラウンド整備をしているかもしれない。父母会恐るべしである。