国民の期待を背負って船出した政権だが、ここへ来て政界再編の動きを見せる議員が出現し、いよいよ末期症状に陥ったような印象がある。政権発足後、未だ2ヶ月程度しか経過していないが、各マスコミの世論調査においては支持率が20%前半に急落した。その一方、不支持率は急上昇、一国の総理にふさわしい人でも民主党代表のあの人に抜かれてしまったようだ。
 ただ、毎週毎週報道される内閣支持率世論調査について、少なからず疑問に思うことがある。一人前とは言い切れないが、社会に出てから既に十数年経過がする。しかし、唯の一度たりとも、この手の世論調査にあたったことがない。あったとしてもせいぜい選挙時の出口調査程度である。街頭や電話等を利用し、無作為で行う世論調査なら一度くらいは受けていてもおかしくはないだろう。身内や周りの人を含め、一度もこの手の世論調査を受けたことがないと言う事は確率的におかしいだろう。でなければ、余程調査のサンプル数が少ないか、いつも決まった特定の地域で世論調査を行っているとしか思えない。
 何度もこのプログで書いてきたが、最近のマスコミはどうも印象操作による世論の誘導に走っているような感が否めない。報道番組にしても、報道ではなく報道Showに過ぎない状態になっている。これらから流される一方的な情報によって、盲目的に物事を判断せざるを得ない状況というのはいかがなものか・・・。
 情報が氾濫し、複雑多様な現代社会で生きていく為、自分にとって何が有効かを見極める力がこの先必要になってくる。本当に生き難い世の中だと思うようになってきた。