思わぬ落とし穴が待っていた。
 学童大会の結果、8月末に大阪で行われるJR西日本大会の代表権を獲得している。ここは素直に選手達の頑張りを称え喜ぶべきことであると思っている。しかし、その反面、父母会は大きな問題を抱えることになってしまった。JR西日本大会参加にあたり、交通費・宿泊費・食費・道具代等、莫大な資金が必要となるそうだ。見積もりとして配布された資料には、現実逃避したくなるような額が記載されていた。
 毎年毎年、大きな大会へ参加できるような強豪チームなら、このような場合にどう対処するのかというknow-howも持っていよう。しかし、数年毎に一度出るかどうかの田舎チームでは正直にどう対処して良いのか分からない。
 結果、寄付金集めとなるのだが、このご時勢で快く寄付金を出してくれる方がいるとは思えない。ましてや家の周辺は既に退職し、年金暮らしの方が大半以上である。普段、子供の姿を見て頑張れと声を掛けてはくれるものの、寄付金となるとやはり話は別だろう。
 先ずは、両親や兄弟に相談することから始めてみよう。あとは連絡の取れる同級生あたりか・・・。
 まさかこんな落とし穴があるとは思っていなかった。