先週木曜日午後の事。
 以前、このブログで全都道府県の141地域にスクールソーシャルワーカーの配置が予定されていることを記載したと思う。以前より、スクールソーシャルワーカーに興味があったせいもあって、某市より頂いた委嘱の話に飛び乗ってしまった。
 委嘱状を受け、早速某学校へ向かい、いろいろ問題を抱える生徒の話を伺う内に、福祉の世界では感じることのない違和感を感じた。それがどこから受ける違和感なのかは分からない。高齢者ではなく児童生徒に対象が置き換わることから感じた違和感なのか、いつもとは異なる特殊な空間から感じた違和感なのか・・・。
 僅かに思うこととして、やはり視点の置きどころが異なるということか。児童生徒の最善の利益や可能性に視点を置き側面的に対応を図るのが福祉だとすれば、生徒児童の最善の利益や可能性の為に指導や教育という視点を用いて対応を図るのが学校現場だと思う。その辺りのズレが上記のような違和感に繋がった可能性もある。
 いずれにせよ、富山県のスクールソーシャルワーカー活用事業は未だ始まったばかりである。学校側もこちらもどのような形で取り組んでいけば良いのか正直分からない。ただこのようなズレから生徒児童が不利益を被ることのないよう、手探りしながらやっていこうと思っている。