長寿医療制度(後期高齢者医療制度)が大分混乱しているようである。
 一昨日、保険料の年金天引きが行われ、各ニュースでは天引きされた方々の怒りの声が。
 ここまでの混乱を招いた原因は、周知の不足にあると思われる。政府はリーフレット等の作成により、周知を行ったつもりらしい。しかしそれだけでは、国民の理解を得られるはずもない。まして、対象が75歳以上の方々であれば、伝えるべき方法も少しは考慮しなければならないだろう。高齢者方々の生活や実情をあまりにも知らなさすぎるような気がする。
 先ずは、メディアを通じてでも、何故このような制度が必要になったかを国民にしっかりと知らせるべき。その辺りの理解を得、それから何がどう変わるのかをきちんと説明すべきだったのでは。
 少し前にこの制度の名称を巡り議員同士の対立があったようだが、そんなことで揉めている時間があるなら制度の内容についてもっと議論してほしかった。更に加えて言うなら、そのような時間を使って説明責任を果たすべきだ。