北京オリンピック野球アジア最終予選1位。
 韓国戦、台湾戦いずれも緊迫したナイスゲームだった。
 どの選手も素晴らしかったが、中でも川上、岩瀬、上原の3選手にプロフェッショナルな魂を感じた。自分に与えられた役割を理解し、与えられた役割の中でベストを尽くす姿に、プロフェッショナルとはなんたるかを教えられたような気がする。技術的なものはもちろんだが、特筆すべきことはあの精神力・集中力であろう。それは単に経験値と置き換えられるものではなく、瞬間的に精神を集中させたり、切り替えたりする術を知っているようである。とにかく凄味があった。一流のアスリートだけが持ち得る感覚的なものなのか、鍛練によってある程度コントロールできるようになるものなのか、凡人の自分にはわからない。
 それでもプロフェッショナルな姿勢は、見習わなければならない。フィールドは違えども、職場であることに変わりはない。野球しか知らない自分だが、野球から得たものは多かった。そして、今回も野球によって気持ちの入れ直しを考えることができた。もはや切っても切り離せないものなのだろう。
 よい刺激を与えてくれた代表選手達に深く感謝したい。本戦も頂上を目指し頑張ってほしい。